システムエンジニアの退職上の注意事項

システムエンジニアは仕事の性質上退職時に何しらかの気まずい思いをするケースが実に多く、退職した半分近くの人が何らかのわだかまりを抱えたまま転職するとも言われています。
逆に退職される側も同僚の退職に迷惑を感じた人が一定数いるので、退職時には特に気を配りましょう。

人事情報にうるさい会社だったりすると直属の上司以外に退職を知らせてはいけないこともあり、プロジェクトにかかわっている先輩やリーダーにも辞める直前まで退職を伝えられずに怒られてしまうケースがあります。
特に同業種に転職する場合などは将来的にも仕事で関わる可能性も考慮して、できるかぎり人間関係を壊さない退職がお勧めです。
とはいっても転職する事実をやたらと周囲に話しすぎることで混乱を招くことも考えられますので、自分の退職後に残された人の業務に支障が出ないことを優先しましょう。

自分の口からは伝えず、仕事でかかわっている人に引き継ぎなどで迷惑をかけないように上司を通じて知らせるのが基本です。
しかし上司の強い引き止めにあって断りきれずに一つのプロジェクトをこなしてから退職することになって引き継ぎ資料を作成する時間がなくなり、結果として同僚に迷惑をかけるというケースもあり難しいところです。

また、退職後ではなく退職前のできるだけ早い段階で、転職サイトに登録することをお勧めします。
転職サイトへ登録することで、キャリアコンサルタントとの面談をしながら次の転職先に関する情報収集ができるからです。
システムエンジニアの転職に向いているのはIT業界に特化した専門サイトで、そういったサイトではIT系企業に関連する未公開求人などが充実していたりもします。

退職後の進路について決めかねている方は、選択肢の幅を広げるためにもネットや情報誌などでしっかりと情報を得ることをお勧めします。
◎情報収集に役立ちそうなサイト・・・システムエンジニアを辞めたいあなたへ